Refugee Film Festival Partners Screening & Talk
At the University of Tokyo,
Refugees talk about the current state of the refugee issues and efforts in Japan and around the world
Film screening and talk seminar to raise awareness of our responsibility to combat sexual violence in conflict
4年に1度開催される世界最大の難民の国際会議グローバル難民フォーラム。
2023年12月スイス・ジュネーブにて開催された、第2回グローバル難民フォーラムに、本企画責任者の金澤伶が共同代表を務める「EmPATHy」が、日本から「Refugee-led organizations」として参加しました。
第一部は、「EmPATHy」の難民の背景を持つ3名のメンバーが登壇し、グローバル難民フォーラムの参加報告や、難民問題に関する課題や解決策について提言を行います。
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©︎TBSテレビ
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第二部は、2018 年にノーベル平和賞を受賞したデニ・ムクウェゲ氏のドキュメンタリー『ムクウェゲ〜「女性にとって世界最悪の場所」で闘う医師』を上映し、性暴力と終わらない紛争の関連について学びます。
映画を通じて、紛争や周辺国の影響を強く受け、難民が大量に発生しているコンゴ地域で、現在起きている切実な現状への理解を深めることを目的としています。
映画の上映後には、コンゴの問題を見過ごしてきた日本・国際社会が今後とるべき対応の方向性とは何か、各分野の専門家と共に議論します。
なお、本イベントは難民問題への関心を広げるために活動する東京大学の学生が運営しています。
東京大学の学生・教職員のほか近隣にお住まいの方など、どなたでもご自由に無料でご参加いただけます。
ぜひご来場ください。
日 時:2024年1月7日(日)12:50~17:00(12:30開場)
場 所:東京大学駒場キャンパス18号館ホール
情報保障:UDトーク
定 員:196名(ほぼ定員に達したため、締め切りました)
事前申込:https://forms.gle/C7CqieGrfv3RhBQc9
フォームでの事前受付は、1月5日(金)17時頃締め切りました。
当日受付:
空き状況によりますが、一般席には事前申し込みの方を優先してご案内させていただくため、飛び込みの方は臨時席にご案内させていただく可能性が高いです。満席の場合は受付順で、ご案内できない可能性もございます。
何卒、ご了承いただけますと幸甚です。

【第一部「難民当事者」が世界・日本の難民問題と取組のいまを語る】
日時:2024年1月7日(日)12:50〜13:50
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運営挨拶・説明
「EmPATHy」共同代表/「東大難民映画祭学生有志」企画責任者 金澤 伶
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来賓挨拶
協賛 株式会社ユニクロ グローバルマーケティング部 サステナビリティマーケティングチーム部長 シェルバ 英子 氏
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「難民当事者」が世界・日本の難民問題と取組のいまを語る
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Khadiza Begum 氏
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館林市のロヒンギャ女性・子供たちへ学習支援/Shared Digital Centerアシスタントマネージャー/Harmony Sisters Network代表/「EmPATHy」難民コンサルタント
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Anas Hijazi 氏
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シリア出身/「EmPATHy」共同代表/「Japan Bridge」運営委員会メンバー
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Souzan Husseini 氏
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シリア出身/早稲田大学博士課程/「EmPATHy」共同代表/「Japan Bridge」運営委員会メンバー
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【第二部「紛争下の性暴力」への私たちの責任を知る映画上映・トークセミナー】
日時:2024年1月7日(日)14:00〜17:00
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運営挨拶・説明
主催「人間の安全保障」プログラム(HSP)運営委員 関谷 雄一 氏
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来賓挨拶
協賛 NPO法人「人間の安全保障」フォーラム(HSF)副理事長/前持続的平和研究センター長 佐藤 安信 氏
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上映会『ムクウェゲ〜「女性にとって世界最悪の場所」で闘う医師』
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キーノートスピーチ
明治学院大学国際平和研究所研究員/NPO 法人 RITA-Congo 共同代表/元UNHCRゴマ所長(コンゴ東部) 米川 正子 氏
「紛争下の性暴力、大量殺戮、紛争鉱物と難民問題との繋がりについて」
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パネルディスカッション
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コンゴの経済学者/立命館大学経済学研究科教授 ジャン・クロード・マスワナ 氏からのビデオメッセージ(予定)
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国際労働機関(ILO) 駐日代表 高﨑 真一 氏
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UNHCR議員連盟事務局長/参議院議員 猪口 邦子 氏
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明治学院大学国際平和研究所研究員/NPO 法人 RITA-Congo 共同代表/元UNHCRゴマ所長(コンゴ東部) 米川 正子 氏
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「東大難民映画祭学生有志」メンバー 高橋 有希奈
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全体総括・閉会挨拶
東京大学未来ビジョン研究センター特任講師/NPO法人RITA-Congo 共同代表 華井 和代 氏
「日本の消費者・企業・政府、国際社会が今後どうしていくべきか」
主催:東京大学 大学院総合文化研究科 「人間の安全保障」プログラム (HSP)
企画運営:東大難民映画祭学生有志
協賛:NPO法人 「人間の安全保障」フォーラム (HSF)、株式会社ファーストリテイリング
後援:特定非営利活動法人 国連UNHCR協会
上映作品:映画『ムクウェゲ「女性にとって世界最悪の場所」』で闘う医師
(監督: 立山芽以子 2021年製作/75分/G/日本)
アフリカ大陸、コンゴ民主共和国・東部ブカブ。
この地は「女性にとって世界最悪の場所」と呼ばれている。
20年以上の間、ここでは40万人以上の女性たちがレイプの被害を受け続けている。
その女性たちの多くを無償で治療してきたのが婦人科医、デニ・ムクウェゲである。
彼のパンジ病院には、肉体的、精神的な傷を負った女性たちが運び込まれてくる。
年間で2500~3000人。なぜ、このような犯罪が後を絶たないのか。
この地にはレアメタル、錫など豊かな鉱物資源が埋まっている。武装勢力はその利権を得るために、性暴力という武器をつかい、住民を恐怖で支配しようとしているのである。
個人の欲求とは異なる、組織的な性暴力。
ある時、ムクウェゲ医師は「その根源を断ち切らない限り、コンゴの女性たちに平和は訪れない」と気づいた。そして、この地で起きていることを世界に訴え始めたのである。
しかし、その勇気ある行動によって、自分の命を狙われることになる。
2018年、長年の活動に対してノーベル平和賞が授与された。
しかし、ムクウェゲ医師の闘いは終わることはなく、今も続いている。本作はその闘いの日々を追ったドキュメンタリーである。私たちが生きる、同じ世界で起きていること。
決して他人事と思ってはいけない現実がここにはある。
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