演劇ワークショップ
<平田オリザさんと「他者理解」について考える!>
15:00-17:00 第一会場
【演じる】
数々の国際的な賞を受賞した劇作家・演出家であり、芸術文化観光専門職大学の学長を務める教育者でもある平田オリザさんをお迎えし、演劇を通じて他者理解や「エンパシー」について学ぶ 「参加型演劇ワークショップ」を開催します。
紛争や迫害などによって故郷を追われた人々の数が、世界で1憶1千万人を超えたいま。異なる文化 や価値観を持ち、異なる人生を歩んできた「他者」が隣り合うとき、私たちはどのように対話し、 共に生きていくことができるのか。
そして、分断や無関心を乗り越えるためには、どのようなコミュニケーションが求められているの でしょうか。
20年以上にわたって、各地で演劇教育を推進してきた平田さんは、他者を演じるという行為である 「演劇」こそ、異なる価値観を持った人々を認め、対話し、理解するための「エンパシー」を育て ると考えています。
今回のワークショップでは、平田さんが自らファシリテーターを務め、実際にからだを動かしなが ら、これからの時代に必要不可欠な「他者理解」とコミュニケーションについて考えます。
「日本のコミュニケーション教育は…「わかりあう」ことに重点がおかれてきたように思う。
私は、その点に強い疑問を持っている。
わかりあえないところから出発するコミュニケーションというものを考えてみたい。
そのわかりあえない中で、少しでも共有できる部分を見つけたときの喜びについても語ってみたい。
(平田オリザさん著『わかりあえないことから──コミュニケーション能力とは何か』より)
■ 平田オリザ さん
劇作家・演出家。芸術文化観光専門職大学学長
青年団主宰。江原河畔劇場 芸術総監督。こまばアゴラ劇場芸術総監督。
1962年東京生まれ。1995年『東京ノート』で第39回岸田國士戯曲賞、2019年『日本文学 盛衰史』で第22回鶴屋南北戯曲賞を受賞。2011年フランス文化通信省より芸術文化勲章 シュヴァリエ受勲。2019年より豊岡市日高町に移住し、劇団の新拠点となる江原河畔劇場 を設立。豊岡市芸術文化参与、豊岡演劇祭フェスティバル・ディレクターもつとめる。 演劇の手法を用いた多様性理解・コミュニケーション教育にも取り組み、各地での講演 や、国語教科書にも採用された対話劇ワークショップの授業を行っている。近著に『とも に生きるための演劇』(NHK出版)、『名著入門 日本近代文学50選』(朝日新聞出 版)、『但馬日記 〜演劇はまちを変えたか〜』(岩波書店)など
参加お申し込みはこちらから↓(参加は対面のみ)
※定員に達し次第締め切りますのでご注意ください。